町中の訪問介護事務所から病院併設の介護ステーションへの転職
(※写真はイメージです)
私は40代の女性で、7年ほど前に介護職としてヘルパー2級(今で言う介護職員初任者研修ですね)の資格を取得し、当時たまたま職員の募集をしていた家から車で40分ほどの訪問介護事務所に運良く採用が決まったのです。
最初は登録ヘルパーでしたが、3ヶ月経った頃から正社員に登用してもらえたのです。
その事務所は設立してからまだ日も短く、最初のうちはヘルパーの数も少なくて、それだけに仕事の量も大して多くないので勤務も楽でした。
急激な事業拡大に伴う作業量の負担の増加
ですが、そんなに楽な日も長くは続かず、段々と事業も右肩上がりに伸び始め、2年後には大きく事業拡張とのことで、今まで新卒採用なんかせいぜい2人までだったのが、一気に大卒の新人が4人入り、しかもケアマネも2人増えたのです。
大学を卒業したての新人は文句も言わずに真面目に働いてくれるので良かったのですが、ケアマネが次から次へと高齢者との契約を結んでくるようになったので、私たちの仕事量がかなり増え、かなり負担が大きくなってきたのです。
現場のヘルパーへの連絡なんて殆どありませんので「とにかく行ってきて!!」という状態だったのです。
一人に対する作業量が増えれば、当然利用者側からもヘルパーからも苦情が出るようになり、社員の私は板挟みになってしまいました。
この頃になると精神的にも体力的にもかなり疲れが溜まるようになり、あまりに辛いので他の施設へ転職をすることを考えたのです。
訪問介護から病院内のケアステーションに転職
家から近い病院が建て直しで新たにスタッフ募集していた
転職先は病院内のケアステーションです。
自宅の近くの病院が建て直しをすると共にケアステーションをオープンさせ、グランドスタッフを募集していたので、求人を探して応募してみたところ、無事書類審査、面接と受かり採用していただけたのです。
この時一番嬉しかったのが、転職前よりも給料がかなりアップした事です。
以前の訪問介護では月収17万ほどでボーナスもほとんどありませんでしたが、病院のケアステーションでは月に20万、そしてボーナスが何と4カ月もついたので、生活も随分楽になりました。
それに新しい病院だけあって、ちゃんと職員を大切にしてくれます。
本当にあの時転職しておいて良かったなと今は心底思いますね。
あのまま転職しないで、しんどい毎日を送っていたのかと思うと正直ゾッとします。
これから別の介護職へ転職を希望される方へ
介護をするなら地域に密着してるような町中の介護事務所が最適だと前は思っていたのですが、最近では病院内に立派な介護ステーションが設立されているところも多くあります。
病院勤務の介護士が楽だとは思いませんが、組織として介護に取り組んでいるところの方が体制もしっかりしていますし、待遇面でもかなり恵まれているように感じます。
スタッフも社会性がある人が多いので、挨拶ひとつにしても気持ち良く働くことができますしね。
もしもヘルパーや介護福祉士の資格を持っている人がいるなら、大きな病院に併設されている介護局に勤めてみるのがおすすめですよ。