大規模な介護施設で正社員からパートへの降格により転職
(※写真はイメージです)
私は28歳の女性で、社会福祉士と社会福祉主事の資格を取得しています。
大学卒業後、大規模な介護施設において総合職として採用され、介護職員として働いていました。
大規模施設においては特別養護老人ホームとデイサービスセンターで勤務しており、一時生活相談員として配属されていた期間もあります。
人事異動が精神的にも肉体的にも負担になった
私が転職を決意した理由はいくつかありますが、突然の人事異動によりデイサービスセンターから特別養護老人ホームへ異動となってしまい、上手く環境に馴染めず、体力的にも精神的にも参ってしまったのが、転職した理由の一つです。
デイサービスとは仕事の内容や人員も違ってくるので、特別養護老人ホームでの勤務は非常に過酷なものでした。
体調を崩すことが多くなったので、それを見かねた上司に一度「休職するように」と言われましたが、これ以上続けるのは難しいと判断し、後日退職願を提出したい旨を上司に相談しました。
わたしが辞めたいと言うと少し驚いたらしく「以前の職場への異動を検討するから、それまでの間は短時間でもいいから職場復帰して欲しい」と説明されました。
ですが、その際の条件としては、待遇が総合職からパートへの降格となります。
「異動後はすぐに正社員に戻すから」と言われたため、その話を受け、パートとして働き出しました。
以前の職場への異動を検討すると言われてから2カ月ほど経った頃、正式に異動が発表されました。
パートから正社員にしてもらえなく生活が困窮…そこで転職を決意
私は以前働いていたデイサービスセンターへと異動するのが決定しましたが、待遇はパートのままでした。
その頃にはもうすっかり回復していてので、フルタイムで勤務していましたが、「いつまた体調を崩すかわからないから」という理由でその後もずっとパートのままで仕事を続けていました。
同時にパートだけでの給料では、生活が成り立たない状態がもう半年ほど続いていました。
フルタイム勤務になっても会社の社会保険にも加入させてもらえず、貯金を切り崩しながらの生活となっていたので、私は本格的に別の介護施設へ転職を決めたのです。
退職願を出した際に何度も面談を持ちかけられたり、引き止めるような言動がありましたが、これまでの経緯を考えても信用できなかったので、全て断りました。
そこで私はデイサービスや特別養護老人ホームなどを運営する大規模施設から転職をしました。
大規模な介護施設ではなく少人数のグループホームへ転職
転職先はかつての同僚が務めていて「働きやすいよ」という前情報があったのでグループホームにすることにしました。
以前働いていたデイサービスや特別養護老人ホームを経営している大規模な介護施設とは違い、スタッフも利用者も少人数でアットホームな雰囲気が気に入ったからです。
給料は、前の施設で正社員として勤務していた頃とほぼ同じ金額ですが、パートで勤務していた頃よりもかなり上がったので精神的にもかなり落ちつけました。
また、以前働いていた特別養護老人ホームではどれだけ残業しても残業代は一切支払われませんでしたが、今のグループホームに転職してからは残業代も全て支払っていただけています。
本当はこれが当たり前なのかもしれませんが、サービス残業が横行している介護施設は少なくないと思います。
以前は仕事をしても誰からも褒められることもなく、ただ時間に追われて業務をこなしていかなければいけないのが精神的に苦しかったのですが、グループホームに勤務してからは、仕事を褒められたり、利用者さんからも他のスタッフからも認められることも多くなったのです。
より密接に利用者と関わることができ、ゆとりを持って仕事をすることができるようになったのが、転職して良かった大きなポイントですね。