ショートステイから訪問介護への転職体験談
(※写真はイメージです)
私は26歳の時に介護の世界に入りました。
一番最初に勤務したのはショートステイです。
介護の経験はもちろんありませんでしたが、すんなりと採用が決まり、正職員扱いだったので、福利厚生もそれなりに充実しており、給料も17万程度と介護業界にしてはそれほど悪くもなく満足していました。
仕事や同僚とのプライベートな交流もあったので、人間関係はそこそこ上手くいっていたのですが、経営者である施設長とのどうしても折り合いが悪く、結局1年も経たずに辞めてしまいました。
施設長によるワンマン経営に耐えられず・・
いわゆるワンマン経営でしたので、他の職員が意見を言っても全く聞き入れてもらえずに、それに納得がいかずに怒って辞めていく方も何人かいましたね。
一応、一人だけ施設長にまともな意見を言える方がいたのですが、私が入職してから半年くらい経った頃にガンにり、仕事は休職状態になってしまっていたのです。
その方が居なくなってからは、もう誰も施設長に意見を言えない状況に陥ってしまい、そうなっていくと、もうドンドン退職者が出てきて、毎月人が多数入れ替わっている様な状態になり、居心地が悪くなり退職を決めました。
ショートステイから訪問介護へ転職
ショートステイの仕事自体はやりがいもあるし、とても楽しいと思っていましたが、折角なので他の内容もやってみたいと思い、次に応募してみたのは訪問介護でした。
初めは短い研修期間を経て、すぐに即戦力として一人で利用者のお宅に訪問して介護をすることに強い不安を覚えていましたが、慣れていく内に訪問介護の仕事の奥深さに気が付きました。
訪問介護の良さに気付く
訪問介護は基本的に決められた時間内の中で、決められた仕事をこなせば良いだけなのですが、自宅で介護をするため、毎日状況は違いますし仕事量も変わってきます。
「利用者さんの元気がないな」と思えば、それらの仕事を手早く済ませて話を聞く時間を取ったり、「いつもより時間が余りそうだな」と思ったら、ちょっと手間をかけて利用者さんの好きなおかずを一品増やしたりと、自分の器量・裁量でサービスの質をどんどん向上させていけるのです。
このことに気付いてからは、私は心底「訪問介護に転職して良かったな」と思えるようになりました。
ショートステイではスケジュールが決まっていたり、それぞれ役割があるため、良くも悪くも毎日が同じ様なことの繰り返しです。
ですから、訪問介護の仕事のスタイルは、私にとても合っていると感じました。
今では国家資格である介護福祉士も取得し、常勤の訪問介護員として正社員扱いで働いています。
今後は介護支援専門員や社会福祉主事など、他の資格取得も検討しています。
転職前給料:約17万円、ボーナスなし
転職後給料:約18万円、ボーナス夏約2ヶ月、ボーナス冬約3ヶ月