介護の仕事は不況に強い!・・ただ、問題点もアリ | 介護職辞めたい人のお悩み相談室

介護の仕事は不況に強い!・・ただ、問題点もアリ

084_care_18不況に強い仕事と言えば、生活に直結する介護や医療関係の仕事はやはり強いですね。

他にも不況に強い職種と言えば

・公務員
・不況になればなるほど業績が上がるリサイクルショップ
・消費者金融などの金融業
 などなど。

業種によっては景気が悪くなると業績が上がりやすいと聞きます。

ただ、介護や看護の仕事の場合は景気にはほとんど左右されないくらい不況に強い仕事ではあるのですが、いくつか問題点もあります。

そこで、介護の需要やいくつかある問題点をご紹介します。

介護の仕事は不況に強い!需要は増すばかり!ただ少し問題も…

Print景気に左右されにくく、高齢者が年々増加している日本では特に介護や看護の業界は不況に強いと言えるでしょう。

ただ、注意していただきたいのが、どんな業種でも経営状態が良いところ、悪いところというのが必ず存在していて、同じ介護職として働いていたとしても、給与格差は必ず存在します。

例えば、AさんもBさんも介護福祉士で同年齢、同じ勤務年数にも拘らず

A事業所に勤務しているAさんは月収17万

方やB事業所に勤めるBさんは月収29万

このように経済格差が出てきているのです。

確かに介護の仕事はこれからの日本の人口分布図を考えれば、不況にも強いでしょうし、長期的な観点からすれば、かなり安定した仕事にはなります。

ですがその反面で、介護施設もどんどん増えて求人数も豊富にあるのですが、施設が増えたことで待遇の格差が露骨になってきているのも事実なのです。

 

需要は拡大しているが、反対に離職率も目立つ

利用者が年々増えて需要が拡大されていくのとは反対に、その高い離職率というのが目立ちます。

あなたは知ってる!?介護職の離職率」でも紹介しているように、介護職全体の離職率は低下傾向にありますが、それでもまだ辞めていく人は全産業と比べてもかなり高い数値にあるのです。

ここが介護職の問題点で、確かに介護の仕事は年々需要が拡大していて、求人数も安定しているのですが、いくら不況に強いと言っても、それに見合った対価(給与)が得られなければ、業界への就職・転職者は見込めません。

不況で採用してもらえる仕事が無いから介護の仕事に就職する…

こういったケースはそこまで多くはありません。

やはり誰もが仕事は選びますし、仕事として働く以上は誰もがそれだけのお給料が欲しいと思うのが当たり前です。

「人に喜ばれる仕事がしたい!」と夢見て介護士の資格を取って働いてみたけど、低賃金、重労働で潰れてしまう…このようなケースがとても多いのが非常に問題になっているのです。

 

人材不足の今が就職・転職のチャンス!

128_reku_3ですが、退職していく人が多いというのは、逆を言えば穴が開いた分だけ求人数が増えて、採用もされやすい傾向にあります。

離職率が高いというのは、裏を返せば「人材不足に悩む施設が多い今が、就職・転職のチャンス」でもあるのです。

給与の低さから将来に不安を覚え、辞めてしまう介護士ってかなり多いと思いますが、実はこれはかなり勿体なく、「年収450万以上」「月収30万以上可!」「年収500万、施設長募集」という様な、給料が高い求人も見かけるようになった今が転職のチャンスでもあるのです。

何故今なのか?その背景にあるのが慢性的な人材不足です。

介護事業所というのはやはり職員がいなければ仕事が回りません。

少人数の職員で大人数の利用者をケアできれば、それが事業所的には一番良いのかもしれませんが、それでは中々スタッフも付いてきません。

それに、最近は採用の幅を広げて他の業種から介護未経験の人にも募集をかけていますが、採用しても正直続かないんですよね。

こういう事情から考えると、介護事業所が探している人材というのは給料を多少上げてでも確保したい人材、つまり「介護経験者で即戦力になる人」というのを探しているのです。

辞めて他の仕事に転職してしまうよりも、業界全体が慢性的な人材不足に悩んでいる今が就職・転職のチャンスなのです。

介護職として給与アップを目指すなら

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