介護利用者のわがままをどこまで聞き入れるべきか!? | 介護職辞めたい人のお悩み相談室

介護利用者のわがままをどこまで聞き入れるべきか!?

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介護の仕事を始めた頃は、利用者の方への対応も難しいなと思いつつも、常にやりがいを持って仕事ができていたのに、いつの日からか高齢者が可愛く見えなくなって、イライラしてしまう事もありますよね。

利用者対応で特にイライラするのが、自分で出来ることをケアワーカーにやらせて、自分からはやろうとしない甘えている利用者さんや、わがまま放題の利用者への対応。

少しくらいのわがままなら「頼ってくれてるんだな」と思えるので特に問題ありませんが、自分の思い通りにならないとキレてきたり、怒鳴ってくる、時には叩いてくるなど、こちらが何もしない、出来ないのを良いことに、少し度が過ぎる態度を取ってくる利用者には怒り心頭です。

一人でもそういったわがままな利用者さんがいれば「また今日も悪態をつかれるのかな」と思い、仕事に行くのも億劫になってしまいますよね。

わがままな介護利用者への対応の悩みや解決方法を紹介します。

 

利用者対応にイライラ。介護士に尊厳は無いのか!?

198151「夜中に何度もコール鳴らす」

「アレを取れ、コレを取れ」

「いつもやっていた事を急にやらなくなる」

こういった、単なる甘えにしか思えないわがままにイラついている介護職の方も多数いらっしゃいます。

介護士として給料は貰っていますが、「別にあんたの使いっ走りじゃないんですけど」と心の中で思っている介護士さんは沢山いるんじゃないでしょうか?

こういったわがままを言ってくる利用者さんって、忙しい時に限って「あーだ、こーだ」と文句を言ってくるので、一人にかなりの時間を取られてしまえば、やらなければならない仕事がドンドン後回しになってしまう等、わがままばかり言ってくる利用者への対応は本当に疲れます。

それに、ちょっとでも自分が気にくわないことをされれば、「ギャーギャー」わめく。

なるべく利用者さんの意向に沿い、わがままもちゃんと受け入れてはいても、思い通りにならなければ介護士の胸ぐらを掴んできたり、顔や体を叩いて暴言を浴びせて侮辱してくるなど、時には介護士としての尊厳を傷つけてくるような利用者も少なくないのです。

「利用者だったら何でもしていいの?」

「お金払っているから利用者の方が偉いの?」

そんなことはありませんよね。

わがままは一体どこまで聞いてあげるべきなのでしょうか?

 

介護利用者のわがままはどこまで聞き入れるべきなの?

わがままで自己中心的な意見しか言わない高齢者の言葉は、どこまで聞いてあげるべきなのでしょうか?

介護サービスを利用される高齢者には色々な方がおり

・頭はしっかりしているけど体が言う事を聞かない人
・認知症の高齢者
・知的障害がある利用者
・精神疾患がある利用者
・生活保護の方

等々。

色々なタイプの高齢者が混在しているので、わがままにしか聞こえない利用者の意見をどこまで受け入れるべきなのか?判断に迷う事もあると思います。

ですが、こちらにはわがままにしか聞こえなくても、利用者本人が出来ない、困難だという事に関しては、介護を必要としているので、お手伝いをしてあげなければいけません。

ですが、自分で出来る事や頑張れば出来そうだというものに関しては、一人で出来るようにさせてあげるというのが、私たちケアワーカーの務めです。

つまり、わがままの聞き入れは全員一律でここまで!と決めるのではなく、その人その人のできる範囲というのを予測・判断し、それに合わせた対応をするのが必要になるのです。

頑張ったら自分で出来る様な事に関しては事前にご家族の方とお話しし、ケアの方針をしっかり決めてお伝えしておけば、無茶なわがままも少なくなるはずです。

ただ、一見わがままにも聞こえる発言が、本当にケアを必要としている場合もあるので、しっかりとした見極めが肝心です。

介護職あるある~愚痴やムカつくこと~

介護する側も「人間」、介護される側も「人間」

044700時々、「もっとプロの自覚を持って冷静に仕事をすれば、利用者の一言一句に踊らされずに済むよ」なんて言われる方もいますが、介護士だって一人の人間です。

なので、ムカつく事を言われれば、露骨に感情を顔に出してしまう人もいるでしょうし、時には利用者本人に対し、心無い言葉を言ってしまう事もあると思います。

ですが、感情に任せて、心無い言葉を吐き出してしまうと後々後悔して、嫌な気持ちになって損するのは自分です。

まずは、「介護する人間も、介護される側の人間も同じ人間」なんだという事を頭に入れておくことです。

相手を尊重する気持ちというのは、介護士も利用者もお互いが忘れかけているんじゃないでしょうか?

人間というのはやってもらうのが当たり前になると、段々と感謝できなくなりますし、いつもやってもらっていた事がしてもらえないとなると、それは時に怒りに変わってしまうのです。

介護を必要とする高齢者の方は自分の体が不自由でストレスも溜まりやすい傾向になるので、わがままになる人というのは本当に多いです。

ですから、まずはあなたが利用者の方を尊重するようにして、優しく接するように心掛ければ環境も変わってくるんじゃないでしょうか?


利用者対応というのは色々なタイプの方がいるので、本当に難しい。

これは新人だけでなく、ベテランの介護士でも感じています。

時には利用者と深く関わり過ぎた事で、逆に関係が悪くなってしまうようなケースもあるので、一定の距離間を保って仕事に臨むのも重要なんじゃないでしょうか?

もっと親身になってお世話をしてあげたいと思う時もあるかもしれませんが、あまりに親密になるというのも、時にはトラブルを招くケースもあるので、利用者とは常に一定の距離を保つことも私たちには必要なんじゃないかと感じています。

一定の距離を保つようにすれば、イライラいたり、衝突する事も少なくなると思いますよ。

介護職に疲れた人へアドバイス

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