新人介護士ですが、こんなに早く辞めても大丈夫でしょうか?
「ここはなんか違うな・・」
「まだ数日しか働いていないけど辞めたい・・」
など、転職してみて実際に働き出して分かる事ってあると思いますが、やっぱり職場によっては合う合わないありますよね。
こういった時に思うのが、辞めるのはいいけど、早く辞めてしまったことで職歴に傷がついて「就職しにくくなったりするんじゃないか?」と考えてしまう事もあるんじゃないでしょうか!?
入社後1日、1週間、1カ月など、転職してみたけど退職しようか悩んでいる人のためにどうすればいいのか?また、早く辞めたくなるような職場に入らないためのポイントをご紹介します。
入社1カ月未満の新人介護士・・辞めてもいいの?
入社してたったの数日働いただけだけど、ものすごく辞めたい・・
こんなケースは介護職では結構あるかと思いますが、実際にここでは無理だと思う職場に転職してしまった場合、すぐに辞めても大丈夫なのか?
介護業界って意外に狭いので、上の人間が他の介護施設と繋がっていて転職しにくくなるとかも耳にすることもありますが、基本的にはそういったケースはそこまで多くはありません。
ですから「ここではどうしても働けない」とあなたが思うのであれば、すぐに辞めてしまうのも得策かと思います。
ですが、少し注意していただきたいのが、あなたが何を思ってその施設を退職しようと考えているのかです。
例えば
「仕事が思ったよりもきつかったから」
「気に入らない上司がついたから」
「苦手な利用者がいたから」
というような理由で退職を考えているのであれば、他の施設に変わっても、また同じようなことで悩まれてしまう恐れもありますし、今辞めても結局退職、転職を繰り返してしまうだけで意味がないかもしれません。
給料が発生する以上、どんな職場でも楽な仕事なんてないので、ちょっと働いただけできついと判断して辞めてしまうのは早合点なんじゃないでしょうか。
ただ、何らかの理由でどうしてもここで続けるのは無理だと思うのであれば、無理に続ける必要はありません。
1日でも、1週間でも、今後その気持ちが揺るがないと感じるのであれば、退職を申し出ましょう。
退職時に気を付ける点は?
もの凄く短い期間で辞める時に特に注意するところは「働いた日数分の給料をしっかり貰えるようにすること(残業なども含む)」です。
一週間以内など、かなり早く辞める場合、多くの人が上司に捨て台詞を吐いて突然辞めたり、急に出勤しないなど、辞めることを優先するあまりに、給与支払い口座なども登録せずに辞めてしまうケースが見受けられます。
たった数日の給料なんて要らないという人も多いかと思いますが、たった数日でも、仕事した分くらいは貰っておきたいというのが本音でしょうから、辞める前までに口座の登録や給与の支払いについて確認しておくべきでしょう。
1日でも働いたのであれば給与を支払う義務が事業所側にはありますが、中には悪質な事業所も存在しており、「こんなに短い期間で辞めるのであれば給料払えないよ」とか「払うと言ったのに中々支払われない」などといったケースも少なからずあるので、こういったケースもあるという事を想定して行動しなければなりません。
給与支払いがされないようであれば、労働基準局に通報すると問題も解決しやすいので、もし支払われないようであれば、泣き寝入りせずに、ちゃんと支払ってもらえるようにしましょう。
求人票に記載されている情報だけで判断するのは危険
どうすればすぐに辞めたくなるような事業所に転職せずにすむのか?
そのポイントは求人票に記載されている給与額や休日などの待遇面だけで判断しないのが重要になってきます。
おそらく大半の方は仕事を探す時に求人票に載ってる「給与はいくらか?」「住所はどこか?近い?遠い?」「休みは月に何日あるのか?」という条件だけで判断しているかと思います。
もちろん転職や就職のきっかけは待遇面から入るのでも構わないのですが、最終的には長く働けるような職場でないと意味がありません。
つまり、いくら給料が良くても、あまりに負担が大きくなるような施設では仕事自体が続けられない可能性が高いのです。
だからこそ、待遇面だけで判断するのではなく、実際に転職した際に自分に任されるであろう仕事内容を把握しておくことや、職場見学などをして、事前に施設の雰囲気を感じておくことが大切になってくるのです。
だけど、これをほとんどの方がしていません。
ほとんどの方は気になる求人票があれば、履歴書を送付し、その後面接。
そこで採用か不採用かが決まるだけなので、職場の雰囲気をあまり分からずに仕事先を決めてしまっているケースが非常に多いのです。
これでは情報が少なすぎるので、実際に転職・就職してみてから当たりか、外れかを判断せざるを得ないのです。
はっきり言ってこんな風な決め方ではギャンブルと一緒なので転職に失敗するのは当たり前なのです。
事前に職場情報を集めておく
じゃあ、失敗しないためにはどうすればいいのでしょうか?
その重要なポイントになってくるのが実際に自分の目で確認する施設見学や転職コンサルタントからの現場の情報です。
こういったサービスを上手に利用し、自分の就職・転職に役立てることで、自分に合った最適な職場探しが可能になります。
例えば、人間関係が大きく絡む介護施設では、体制を変える事自体が難しかったりするように、友好な人間関係が築けている職場に就く方が圧倒的に精神的な負担は少ないです。
つまり、給与や人間関係などのバランスが良く、あなたに合った働きやすい職場を探すことが転職成功の大きなカギになるのです。
転職や就職というのは事前準備でほとんど決まります。
すぐに辞めたくなるような介護施設で働かないようにするためのちょっとした知恵が要ります。
退職する時というのは、就職する時の何倍も消耗するので、そうならないための事前の策が必要です。