特別養護老人ホームからデイサービスへの転職体験談 | 介護職辞めたい人のお悩み相談室

特別養護老人ホームからデイサービスへの転職体験談

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(※写真はイメージです)

専門学校を卒業して介護福祉士の資格を取得してから、もう10年以上の月日が流れています。

今の年齢は35歳で30歳の時に結婚し、子どもも3歳の女の子がいます。

専門学校を卒業してからは、8年間介護福祉士として、特別養護老人ホームに勤務していました。

入りたての頃は、比較的他の施設と比べ、要介護度の高い特別養護老人ホームで働くことも苦ではなく、夜勤もありましたが、不規則勤務もこなして業務をしましたし、介護度が高い利用者さんもケアをするのも良い経験ですね。

特別養護老人ホームからデイサービスへの転職。きっかけは?

転職を考えたのは子どもの妊娠・出産がきっかけです。

元々、介護の仕事は大好きですし、自分に合っているので、産休に入った当初は、復帰したら勿論その職場に復帰する予定でした。同僚とも仲が良かったですしね。

ですが、特別養護老人ホームでは夜勤をやらないと正社員として雇っていただけない事、夜勤も月に数回は出勤しないといけない。

勤務時間が不規則になるのは明白で、産後も今の特養のままでは、子育てと仕事のバランスが取れなくなってしまうと思い始めるようになったのです。

子どもは産んでも介護の仕事は続けたい。

そう考えた時に「最善の策は何だろう?」と考え始めたのが、転職を考え始めたきっかけです。

介護の仕事は好きで続けたかった。

そこで、産後に働く介護施設として選んだのがデイサービスです。

デイサービスに転職した理由は?

デイサービスを選んだ理由は単純で、デイサービスなら夜勤もなく、日勤だけで正社員として働くことができますし、日勤で時間が決まっているので、不規則な勤務時間に悩まされなくなると思ったからです。

それに、子どもは日中なら保育園に預けてその間にしっかり仕事もできますからね。

そこで、今までお世話になった特別養護老人ホームは退職し、子どもが1歳になり、保育園に預けるようになってからデイサービスへと転職をして、働き始めました。

介護の仕事自体は長年やっていますが、特養だけでしか勤務経験がなかったので、勿論デイサービスで働くこと自体が初めてでしたので、最初の内は慣れるまでもの凄く大変でしたが、利用者さんとお話しすることで自然と笑顔が出たり、リハビリ中のに利用者さんから「ありがとう」と声をかけてくれるので、馴染むのにもそう時間はかかりませんでした。

特別養護老人ホームでは、要介護度が高い方が多いので、体の動けない利用者さんや、認知症の方も沢山いましたが、特養と比べると、デイサービスの利用者さんは大体の方が、自立して何でも一人で出来てしまうので、介助もそんなには必要ではなく、仕事も前の職場よりもかなり楽だというのが、転職後の正直な感想です。

介助する回数が減ったことや、認知症の利用者からの意図しない暴言なども無くなったので、精神的にも肉体的にも随分体が楽になりました。

それに、デイサービスは慌ただしく介助をするケースも少ないので、心にも余裕を持って働くことができるようになったのです。

利用者さんとレクリエーションをしたりするのも新鮮で、介護福祉士としても新たな良い経験が出来たと思っています。

託児所付きの介護施設を探すには?

産後に復帰しようと考えている介護士の方へ

夜勤のないデイサービスに転職をしてからは、育児と仕事もちゃんと両立でき、ライフワークである介護の仕事は楽しみながらやれて、帰宅後は育児や家事に専念できるので、生活にもメリハリができました。

子どもを保育園に預けて、デイサービスで夕方まで働いて、また子どもを迎えに行くという日々が続きますが、育児も仕事も自分の満足いく形なので、日勤のみの介護施設に転職して良かったと思っています。

長年働いてきた特別養護老人ホームを退社する時は勇気も要りましたし、新しい職場で働くのも不安がありましたが、たとえ、どんな職場に転職したとしても「介護士として働く」という事には違いはないので、思い切って転職をして良かったと思っています。

介護士の転職に対し、ネガティブな発言をする方もいますが、職場を変えることで良い結果をもたらすことも大いにあります。

特に介護の世界は女性が多数を占める業界です。

出産・育児・夜勤という問題は必ずついてきますし、自分の条件に合う職場を探すのが大切なんじゃないでしょうか。

夜勤のない介護施設に転職するには?

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