介護福祉士の平均年収は
あなたは介護福祉士の給料や平均年収っていくらくらいなのかご存知ですか?
介護職として日々頑張っていると、忙しくて外の世界との関わりを持てないことも多く、自分が給料が低くいことに気が付いていないということもあります。
自分の職業の平均的な収入を知ることは、あなたが介護福祉士としてちゃんとしたお給料が貰えてるのか?そして、平均よりかなり低かった場合はどうするべきなのか!?という対策も考えられるようになります。
そこで、介護福祉士の平均的な年収についてまとめました。
介護福祉士の平均年収はいくら!?
介護福祉士の収入としては大体250万~400万円前後になりますが、平均年収で見ると約310万円ほどになるということが、厚生労働省の賃金構造基本統計調査で発表されています。
この統計の平均年齢は約39歳になるので、まだ入社したてだったり、20代前半の方の場合は平均年収は低くなります。
ですが、貰える賃金というのは住んでいる地域によっても違ってきます。
例えば、住んでいる地域によってかかる家賃が違うように、東京都で働いている人と鳥取県で働く人の給料が同じなわけないですよね。
基本的には地価が高いところの方が給料は多くなる傾向がありますので、給料だけで見れば都会に住んでいる人の方が多くもらうことができます。
男女間でも給料が変わってくる
そして、介護福祉士の年収というのは男女間でも差が出てくることがあります。
例えば、女性の場合は夜勤や残業が少なかったりしますが、男性の場合はそのどちらも女性より多く入っていることが多いですよね?
このようなこともあり全体的な傾向を見ると、女性よりも男性の方が年収は高い傾向にあるのです。
どのくらい違うのかと言うと、男性の場合は平均年収から10%くらい高くなり、女性は平均よりも少し低い傾向にあるのです。
介護福祉士の年収は全職業から見るとどのくらい低いのか!?
では、介護福祉士の年収は全ての職業から考えるとどのくらいなんでしょうか?
確かに介護の給料が少ないということは言われ続けていますが、どれくらいの差があるのかと言うと、全職業の平均年収はおよそ410万円ほどになるので、平均からすれば100万円近く年収が少ないのです。
人によっては年収200万前後の方もいるので、平均よりも200万近く低いなんてこともあるんじゃないでしょうか!?
さすがにここまでいくと「そんな職場早く辞めた方がいいんじゃないの?」と思いますが、反対に年収400万~500万円ほど貰っているという介護福祉士の方もそこまで多くはありませんが、こういった方もちゃんといます。
ですが、どちらかと言えば全ての職業の平均年収よりも100万~150万くらい少ないっていう人の方が多いんじゃないでしょうかね。
現実は残業も夜勤も沢山して、やっと月に20万円くらいの給料という介護福祉士もかなり多いです。
同じ介護福祉士の仕事をしているのに給料に差が出てくるというのは簡単に言えば、事業所の問題であることがほとんどで、こういう場合は素直に給料の良い会社に転職することが求められます。
介護福祉士の給料。これから先はどうなる!?
全体からすればそこまで給料が高くはありませんが、これから先、介護福祉士の給料は一体どうなっていくのでしょうか?
今後上がる可能性はあるのでしょうか?
もし、何年経っても介護の給料が上がる見込みも無く、むしろこれより下がることがあったら・・と考えると仕事へのモチベーションも低くなりますね。
特に今の若い人たちが介護の仕事に就かないのは「介護職が低賃金だから」ということが理由であることが一番多いので、そこを改善していかないとこれから先、介護する人自体がいなくなってしまう可能性もあるのです。
これから先、日本は2020年には2人に1人、2030年には1.8人に1人の割合で高齢者を支えなければいけない時代が必ずやってきます。
その時までこのように介護職を取り巻く環境が悪かったら、おそらく介護の仕事に就きたいと思う人は全くいなくなるでしょう。
わたしの予想としてはこのような事態を避けるために、政府が何かしら対策をしてくるんじゃないかと予想しています。
外国から介護士も日本に入ってきていますが、やはり本当に力を発揮できるのは同じ日本人だと思いますし、介護の仕事で働く方の賃金が低くて仕事に就く人がいないなら、そうならないために何らかの対策が行われるんじゃないかなと考えております。
少し希望的観測も含まれていますが、個人的には介護職の給料は上がると考えています。
特に国家資格である介護福祉士はもっと優遇されるべきなんじゃないでしょうか。