介護福祉士として働くことのメリット・デメリット | 介護職辞めたい人のお悩み相談室

介護福祉士として働くことのメリット・デメリット

133_reku_8介護職はきつい、辛い、しんどい、給料も安いし、良いことなんてないよと言われる方も沢山いますが、介護の仕事の利点に気付かず辞められていく方が多いのがとても残念に思います。

たとえ国家資格である介護福祉士の資格を取得していても、介護の仕事にどこか引け目を感じている人も少なくないんじゃないでしょうか?

介護福祉士として働くことの楽しさや利点に気付けるか、気付けないかでは、仕事やプライベートにおいても今後の人生に大きく関わります。

では、介護福祉士として働くことのメリットやデメリットにはどんなことがあるのでしょうか?

派遣やパート、正社員それぞれ異なる働き方の利点や欠点について考えてみました。

介護福祉士の正社員として働くことのメリット・デメリット

介護福祉士の資格を保有されている方は高齢化社会が加速しているこの日本の社会には欠かせない存在になっていますが、正規職員として介護福祉士として働くことにはどのような利点や欠点があるのでしょうか?

━━メリット

まずメリットに関してですが、高い介護知識を有しているので、資格さえあればどこでも雇ってもらえるということです。

介護福祉士の資格は弁護士や教師のように独占業務ではありませんが、人手はどこの施設でも足りていないので、選ばなければ仕事は確実にあります。

そしてその介護知識というのは実際に自分の親が介護状態になった時などにも活用できるということもありますし、介護福祉士として日々働いていれば、お年寄りとのコミュニケーションなど、そこから得られるノウハウというのは介護の知識に限らず多いですね。

そして、その介護知識というのは後輩の育成にも大きく活躍しますので、将来的には介護の現場の仕事だけでなく、管理者側に回ることもできるようになります。

実際、介護福祉士がスタッフをまとめているところがほとんどじゃないでしょうか?

それだけ責任感が問われる仕事ですが、こういった指導者になれるというのも介護福祉士のメリットです。

正社員として働くことに関しては社会保険が完備されていたり、交通費の全額支給、ボーナスが出るなど給与面も非正規雇用とは違ってきますし、何より基本的にはクビを切られることが無いので、雇用が安定しているというのも正規職員の利点ですね。

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━━デメリット

ただ、デメリットとしては全職業から見れば国家資格である介護福祉士であろうとも、平均で貰えている給料は全体から見れば少ないということです。

それに事業所によっては無資格の人と大して給料に差が無いようなところもあります。

給料が少ないということは財布にも心にも余裕がなくなりますし、男性介護士の場合は年収で200万くらいだったら、結婚して妻や子供を育てることも現実的に考えて厳しいでしょう。

こういった給料が少ないということに引け目を感じている人もいますし、それが原因で他の業種へ転職されていく人も多いのです。

他の業種へ転職されるということは、今まで介護福祉士の資格を取得するために費やしてきたお金も時間も全て無駄にするわけですから、これは非常に勿体ないですね。

介護福祉士の派遣やパートのメリット・デメリット

076_care_10では派遣やパートなどで働く介護職員にはどのような利点や欠点があるのでしょうか?

━━メリット

介護職の派遣やパートは、正社員よりもかなり自由な働き方が魅力です。

これが派遣社員やパートの職員として働くことの一番のメリットなんじゃないでしょうか。

介護職で働く方の7割~8割は女性なので、子供や家庭のことを考えると正社員として働くのはちょっと厳しいと感じている方は非常に多く、わたしは正社員でなくても満足しているという人が多数いらっしゃいます。

特に介護派遣は「スタッフサービスメディカル」や「きらケアを運営するレバレジーズ」などの大手の介護派遣会社に登録しておけば、正社員並みの充実した福利厚生や給与を手にすることができます。

もし介護福祉士の資格をお持ちで、フルタイムの正社員以外での採用を希望されてるなら、派遣の求人もしっかりチェックしておきましょう。

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━━デメリット

反対にデメリットにはどのようなことがあるのでしょうか?

もちろんパートなどは時給になりますし、正社員と比べればボーナスも出ないので給料は低くなるのですが、それでも正社員と同じ仕事を求められます。

なので「正規職員の方が給料を多く貰ってるんだから、もっと働けよっ!」と思われる方も多いんじゃないでしょうか?

そして有給休暇も法的には認められているのですが、正社員に比べれば有給消化率はかなり悪いですね。

それに社会保険も加入するのには働いている時間や期間など一定の条件が付くことがあるので、パートや派遣で不満があるなら施設長などに正社員登用の打診をしてみるといいでしょう。

介護福祉士の求人は多い?少ない?

そもそも介護福祉士の求人は多いのか?それとも少ないのか?どっち?と聞かれれば、間違いなく求人数は多いです。

介護求人は「無資格<初任者研修修了者<実務者研修修了者<介護福祉士」で募集している求人の選択肢は増えます。

選択肢が多いというのは、介護福祉士の大きなメリットです。

仕事を選ぶことができるというのは、それだけ選択肢が広がるということですし、求人が多ければ多いほど求人ごとの違いがはっきりしてくるものです。

今現在、介護職の求人はかなり多いですし、どこの事業所も人手不足の状態が続いていて、事業所によっては海外から外国人の介護士も受け入れてるようなところもあります。

人材不足が続いているので、基本的には仕事を選ばなければあぶれることはありませんが、給料が安い、ボーナスが無い、休みが少ないなどの待遇があまり良くない介護施設も少なくないので、転職を希望される場合は多くの転職支援サイトから求人案件を比較し、よりあなたが働きやすい環境に転職するべきです。

今の職場にメリットを感じないなら転職を!

concierge今あなたが介護福祉士のメリットやデメリットについて考えているということは、おそらく今働かれている職場には全くメリットを感じていないからじゃないでしょうか?

例えば、介護福祉士の資格があるのに無資格の人とそんなに給料が変わらなかったりすれば、せっかく勉強して介護福祉士の資格を取ったのに無意味だったなと思うこともあるんじゃにでしょうか。

わたしはもっと介護福祉士の方の位置を高くしてほしいと前々から思っていますが、そうじゃない職場もまだまだ多いのが現状です。

もし、現状に不満があるなら今の職場は辞めて、もっと正当な評価をしてもらえる環境に身を置くべきです。

介護福祉士の求人というのは求人数も多く、待遇の良い求人が増えてきている正に今がチャンスです。

仕事量に賃金が比例しないような職場では、やはりモチベーションを高く保つことはできないんじゃないかなと思います。

介護福祉士として正当な評価を頂けてこそ、その仕事へのメリットを感じるものなんじゃないでしょうか。

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