【介護現場での失敗事例】みんなは仕事でどんなミスをしてしまうのか? | 介護職辞めたい人のお悩み相談室

【介護現場での失敗事例】みんなは仕事でどんなミスをしてしまうのか?

sippai「やばい!!!汗」

毎日目まぐるしい介護業務に携わる中で、ハッとさせられるミスをしてしまったことってありますよね?

介護の仕事の経験者であれば、何かしら「やってしまった失敗談」の1つや2つはあるのではないでしょうか。

ここでは、介護職員の仕事での失敗談を紹介しています。

どのようなミスが現場で起きているのか?また、どのようなことで失敗しやすいのか?を事例を見て考えましょう。

介護現場での失敗事例の口コミを6つ紹介

1「車椅子の操作での失敗」

kurumaisu訪問介護で、車椅子で歩道もない住宅街でのスーパーへ行く男性のための外出介助での失敗談です。

普通に舗装されている綺麗な道路ではありますが、側溝があるので路肩がやや斜めになっている道路を車椅子を押して通ろうとしたところ、車椅子の片側が斜めの溝に嵌ってしまいました。

転倒させてしまった!と思いましたが、車椅子は斜めに傾いてはいるものの、幸い倒れずに保っています。

転倒の恐れがあったので、慌てて車椅子に乗っている利用者の方と、車椅子を正しい位置に戻そうとしたのですが、自力では立てない方でしたので、上手く体勢が直せず困っていたところに丁度通りがかりの男性に手伝ってもらって助けることができました。

車椅子は倒れなかったので、利用者の男性に怪我はありませんでしたが、一歩間違えば「骨折」になる可能性が高かったので、その時は不安と恐怖しかありませんでした。

それ以来、車椅子を操作する時は、車の交通状況だけを確認するのではなく、道路の状況に気を付けるようにしています。


2「夜勤で居眠り」

inemuri1ユニット9名で2ユニット、計18名の利用者が入所するグループホームに勤めていた時の話です。

1人夜勤で基本的に仮眠はなく、自分のペースで業務を行い、合間合間に休憩を取っていく感じでした。

その日私は風邪で、体調が優れず、深夜0時頃にある程度業務に目処をつけ、皆寝ているのを確認してから風邪薬を飲んで少し休むことにしました。

1名トイレを汚してしまう入居者がいるので、その方のトイレを済ませた後は、綺麗に掃除をしておかないと、その方を嫌っている入居者が怒ってしまう事だけが不安でしたが、その日は誰もトイレに起きることもなくとても静か。

「今日は誰もトイレに起きてこないし、何もなさそうだから大丈夫」

風邪で調子もイマイチだった私は、薬も飲んでふわぁ~っと眠気も襲ってきたので、「少し横になろう」と思い横になったら・・・

かなりの爆睡!!!目が覚めると4時間も経っていたのです(汗)

慌てて飛び起きた私は、すぐに全室をチェック。

皆グッスリ眠っていたので、「ほっと」と一安心し、トイレをチェックしにいくと・・・

あっちこっち汚れていて大惨事(+_+)

幸い怒る入居者の方がトイレに起きてこなかったので、トイレを綺麗に掃除するだけで済みましたが、床がビチャビチャだったので、場合によっては転倒から骨折したり、最悪、転んで命に関わる事態も想定されるので「ゾッ」としました。

それがあってからは、万が一居眠りしてしまった時の為に、携帯のアラームをセットしてから仮眠を取るようにしています。

【夜勤の眠気対策】眠くならない方法


3「他の人の薬を服用させてしまった」

awateru未経験から介護職の仕事を始めて半年が経ち、それなりに仕事にも慣れ、大変ながらも充実感を感じていました。

その日は入浴介助に時間がかかっており、フロアを任された私は、人手不足のため内心焦りながら、昼食の準備に追われていました。

不慣れなため、一人にかかる時間が長く、先輩とやる時よりも時間がかかってしまっていましたが、手早く昼食の介助を行えるように、目の前の仕事を素早く的確にこなしていたつもりだったのですが・・・

下膳、薬を渡して飲んでいただいていた時、なんとなく自分の心の中で引っかかるものがあり、ふと薬の袋を確認したところ、「初めの一文字が同じの、別の方の薬を飲ませてしまっていた」のです。

頭の中が真っ白になり、慌てて看護師に報告。

幸い、その薬は「胃薬」だったので、様子を見るということで落ち着きました。

「自分はそれなりに仕事に慣れてきていたと感じていた」

「同僚・先輩に「まだ終わっていない」と思われたくないため焦っていた」

自分の未熟さゆえに起きてしまった事故だと思います。

以降、服薬の際は、必ずもう1人の職員に名前を確認してもらい、ご本人が呑み込むまで見守るようにして、同じ失敗をしないように対策を取っています。


4「薬の飲み忘れ」

kusuri介護の仕事をされてる方ならお分かりだと思いますが、ほとんどの高齢者は薬を服用されています。

薬は食後に飲むことが多く、しっかりされている高齢者はご自分で管理されているので「白湯持ってきて」と頼むくらいで、ご自分で飲まれています。

ですが、ご自身で管理できる方が全員ではないので、介護スタッフが薬を用意して渡す方いるのですが、その日は薬を渡すのを忘れてしまっていたのです。

「薬を渡す係は○○さん」とは決めておらず、その時に気付いたスタッフが渡すという感じで、いつも先輩がしてくれているので任せっきりにしていました。

ですが、その日は先輩の仕事がバタバタしていて、薬を渡し忘れてしまい、その利用者さんが帰ってから渡していないことに気付いたのです。

すぐに報告し、利用者さんに届けに行き謝罪しました。

そんなことくらいで・・と思う人もいるかもしれませんが、利用者さんによっては命に関わる薬もあるので、しっかりとルールを定めていなかったフロアの介護スタッフ全員の責任です。

それを教訓に、フロアの担当でルールを定め、私自身も責任を持って確認・管理をするようにしています。


5「利用者さんの排泄誘導の遅れ」

haisetu利用者さんの生活の中で、特に気を使う部分でもある排泄ですが、施設職員の人数が足りず、排泄誘導が遅れてしまい、自立歩行の出来ない方が排泄を失敗してしまった経験があります。

利用者さんのカルテには、大体の排泄目安時間が書いてあるのですが、職員も沢山の仕事に追われてしまったり、認知症で徘徊している利用者さんに気を取られてしまい、声を出せない方や、遠慮がちな方への対応が遅くなってしまいました。

この失敗から、自立歩行が出来ない高齢者や、遠慮してしまう方には、アラームをお渡しし、排泄以外でも、職員に伝えたい事がある時は、アラームを押してもらう方法をとりました。

アラームを設置してからは、特定の利用者さんに気を取られてしまう事もなく、全体的を見渡せるようになりました。


6【初めての介護事故】

beddo新卒で老健の入所部門に勤務して1か月。

仕事にも少し慣れてきた頃、初めて「介護事故」を起こしてしまいました。

脳梗塞後遺症で左麻痺、下肢にほとんど力が入らない小柄な男性を、全介助で車いすからベッドに移乗する際に、車椅子のフットレストに足をぶつけてしまったのです。

元々皮膚の弱い方だったので、くるぶしあたりの皮が数㎝剥けて、出血させてしまいました。

利用者さんを怪我させたことも初めて。

血を見たのも初めての経験で取り乱してしまいましたが、すぐに近くにいた先輩に報告して、看護師さんに処置をしてもらいました。

事故を起こしてしまった時は、本当に落ち込みましたが、怪我をさせてしまった後の対処や、事故報告書の書き方など勉強することもできたので、なるべくポジティブに考えるようにしています。

それからは、失敗を繰り返さないように、移乗介助の際には車椅子の位置や、利用者さんの足の位置に特に気を付けるようになりました。

介護職に向いてる人向いていない人

失敗ばかりで仕事で自信が持てない人に

大きなミスをしてしまったり、いつも同じような事で躓いていると、「オレ(わたし)ってダメだな。。」「介護は向いていないかもしれない」と自信を無くしてしまうシーンもあるかもしれませんが、誰もが最初から上手くできるものではありません。

あなたに注意する先輩も新人の頃は、あなたと同じように先輩に怒られてきた過去が必ずあります。

ですが、1度起こしてしまった失敗は、繰り返さないようにメモ帳に記載したり、今後どのようにすればいいのかの対策を考えておく必要があります。

完璧な人間なんてこの世には存在しません。

介護の仕事は一歩間違えれば高齢者の命にも関わるので、仕事でミスを出さないことはとても大切です。

ですが、失敗してしまった過去には戻れないので、今後のあなたの行動を見つめ直す機会・時間を持ち、意識や行動に対する意識改革が必要になります。

失敗した経験からしか学べないこともあります。

一瞬の気の緩みが介護高齢者の健康・命に関わる事を再認識し、今の失敗を糧(かて)にして成長していってください。

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