独立ケアマネのメリット・デメリット | 介護職辞めたい人のお悩み相談室

独立ケアマネのメリット・デメリット

047207ケアマネージャーの資格を取得し、しばらく経験を積んでから独立を・・と考えてる方もいますが、独立型のケアマネというのはメリットばかりのように思われることもあるかもしれませんが、実はメリットの何倍もデメリットの方が大きいこともあります。

独立型のケアマネの方は「独立してやってけてるの?」とか「ちゃんと採算とれてるの?」と聞かれることも少なくありません。

つまりこれは裏を返せば独立型のケアマネは採算が合わない場合が多いということでもあります。

その証拠に独立型のケアマネージャーは全国でおよそ1割程度いるようですが、この数字というのは全くと言っていいほど増えていきません。

ケアマネージャーが独立することのメリットやデメリット、独立型のケアマネについての核心について紹介させていただきます。

独立ケアマネのメリット・デメリット

ケアマネージャーで独立を希望されている方も多いと思いますが、そのメリットやデメリットについていくつか紹介させていただきます。

メリット

  • 全て自分の思うようにできる
  • 会社から天引きされることが無いので、働いた分をしっかり貰うことができる
  • 自宅が事業所なら何かと便利
  • 独立型の方が中立の立場で働きやすい
  • 業務的に働いていた時よりも、やりがいを持って仕事に取り組める

 

デメリット

  • 業務で困った時に相談する相手がいない
  • 全て自己責任になる
  • 今日は熱があるからと簡単に休めない
  • 営業できなければ100%赤字
  • 最初は担当者0からのスタートなので、軌道に乗るまでに時間がかかる
  • 近辺に競合が多いと苦労することも
  • 将来的にしっかりと経営できるのか不安
  • 利益を追求すると休みが無くなる
  • 税金などを引けば手元にのこるお金は少ない

 

独立すると言うと良い面ばかりに焦点を当てている人も多いのですが、逆にデメリットの方がその何倍もあるのです。

 

ケアマネが独立する本当の理由とは

これはもちろん会社組織が窮屈だったり、給料がもっと欲しいからという理由も多くを占めますが、ケアマネで独立して成功している人の多くは「もっと利用者本位のケアがしたい」からという明確な理由を持って働いている人が多いように感じます。

つまり単に収入を上げたいから独立しているということではなく、ご自身の考えや目標を持って開業しているのです。

ケアマネは独立したら稼げるの!?

100144ケアマネージャーで独立する人が知りたいのは、結局は採算が合うのか?合わないのか?要は「儲かるのか?」ということだと思いますが、これに関しては確かに自由に動きながらしっかり稼いでいる人もいますが、反対に独立居宅支援事業所を開業しても赤字続きになっているという事業所も多いですね。

これは何故かと言うと、例えば利用者を30人前後受け持つことができても、中にはお亡くなりになる人や施設に変わられる方もいますので、受け持つ人の出入りが激しく、常に新規を獲得していかないと収入が安定しないのです。

常に新規を獲得するためには定期的に近辺の病院や施設などに挨拶回りをして、紹介してもらえるようにしておかなければ常に新規の利用者さんを獲得していくのは難しいのです。

それに、どれだけ稼ごうと頑張っても人数制限があったりするので、それ以上稼ぐのが難しく、つまり簡単に言うとケアマネが儲かるシステムができていないのです。

こういった介護報酬のことが引っかかっていて、独立に興味はあるけどできないという人は多いのです。

ケアマネージャーが独立して開業することは会社に搾取されることもなくなりますし、縛られず自由に仕事をすることが可能なのですが、逆に自由というのは責任は全てあなたに来るということでもあります。

ちなみに私の知り合いは独立後は半年間はずっと営業に回り、無収入で過ごしてました。

ある程度の期間食べていけるだけの資金も必要でしょう。

あなたがケアマネとして独立を希望しているなら、よく考えてから開業することが大切です。

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