ケアマネージャーの転職活動で失敗しないためのポイント
ケアマネとして働いていると今の職場に不満があったり、転職を考える場面も多々あることでしょう。
転職に踏み切る理由は様々で、単に今の職場が嫌で辞めたい人もいれば、夫の転勤で引越しで転職しなきゃいけない、給料を上げたいなど様々です。
転職することはもちろん悪いことではありませんし、待遇を良くしたり、働きやすくするなどのメリットもありますが、やり方によっては前の職場の方が良かったなんてことになってしまうこともあります。
転職に失敗しやすい人の特徴に、退職してから転職活動を行う人がいますが、これだと場合によっては仕事が中々決まらなかったり、待遇を悪くさせてしまうことになる可能性もあります。
待遇を良くするための転職が、逆に悪くなってしまっていたら意味がありませんからね。
そうならないためにも転職活動は在職中から始めましょう。
確かにケアマネの仕事は選ばなければ仕事自体はまだまだありますが、なるべく自分の希望している条件のところで働きたいはず。
そこで、ケアマネージャーの転職活動において採用されやすくなる志望動機についてや面接時の受け答えなど、転職に失敗しないためのポイントをまとめました。
ケアマネージャーの転職時に採用されやすくなる志望動機は?
転職する際に大切なのは「何で前の職場を辞めてうちで働きたいのか!?」という動機の部分が重要になります。
ケアマネとしての経験が長ければ、以前の職場で働いてきたことや実績を踏まえて、その経験を次の職場に活かすのか、もしくは新しいことにチャレンジしていきたいということが志望動機を書く際のポイントです。
「前向きな気持ちで新しい職場への転職を希望している」ということが伝えるべき重要なポイントになるので、「前の職場で上司と折が合わなかったので・・」というのが本当の理由だったとしても、こういうマイナスに捉えられてしまうことは伝えるべきではありません。
志望動機に後ろ向きなことを書く人は少ないかもしれませんが、前向きでやる気があるということをアピールすることが大切です。
そして、「ケアマネ→ケアマネ」の転職以外にも「ケアマネ→介護福祉士」「介護福祉士→ケアマネージャー」への転職を希望されている方も多くいると思います。
こういうケースではケアマネの仕事のどのようなところに惹かれて、介護を希望する利用者やそのご家族にどのようなことをしていきたいのか?そして、何でそれが介護福祉士じゃダメなのか?何でケアマネージャーなのか?ということを細かくまとめて伝えることが重要になります。
志望動機~例文~
・経験者
今働いている職場では3年間、特別養護老人ホームでケアマネージャーの仕事をしております。
以前よりケアマネージャーの仕事に専念できる居宅介護支援事業所での求人に興味をもっておりましたところ、新規でケアマネージャーを募集していると知り、是非新しいことにチャレンジさせていただきたく応募させていただきました。
主に施設での経験になりますが、利用者様やそのご家族の気持ちに寄り添うことで高い信頼を得ながら働いてきたので、居宅介護事業所でも必ずお役に立てると確信しております。
・未経験者
今わたしは介護福祉士として7年間、介護老人保健施設で働いております。
ですが、ケアマネージャーと共に仕事をする中で、もっと利用者様のお気持ちに沿ったケアプランを作成したいと思い、在職中に必死で勉強し、先日ケアマネージャーの資格を取得することができました。
ケアマネージャーとしての業務は初めてになりますが、これまでの介護職として現場で働いてきた経験が必ず活きると確信しております。
将来的にどうなりたいのか?という点や、あなたを採用するメリットをまとめて志望動機を書くようにしましょう。
ケアマネの仕事は転職が多い職業ですし、中には独立していく人もいます。
雇い主の気持ちとしては入職されてもすぐ辞められては困りますし、せっかく教えたのに1,2年で独立されても困るのです。
あなたがどのようにこの会社に貢献できるかを伝えることが採用されるためのポイントになります。
ケアマネ転職の面接のポイント
希望する求人に就くためにはあなたが積みあげてきた経歴も大切ですが、一番大事なのは面接時の受け答えです。
面接はやはり人間相手になるので、どんなに前の職場で実績があろうが、印象が悪ければ採用されることは絶対にありません。
採用されるための大事なポイントについてまとめました。
採用する側の気持ちを考える
例えばあなたが転職を希望する際に色々な条件があるように、採用する側もいくつかの条件を定めて面接に臨んでいます。
つまり、面接官はあなたがその条件に満たす人物なのかということを経歴や話し方、質問への受け答えから判断しているのです。
だからこそ、「この質問にはどんな意味があるのか!?」ということを考えながら答えていくことが大切なのです。
質問の意味を深読みしすぎて答えに詰まってしまうものも考え物ですが、どのように答えたら印象が良くなるのかということを考えながら答えるようにしてください。
自分の評価は下げない
そして、もう一つ重要なポイントとして絶対に自分のことを低く評価しないことです。
「自分の長所と短所を教えてください」と言われることもあると思いますが、ただ単に短所を述べるんじゃなくて、でもその短所をこうやったら改善できるようになったなど、短所を強みに変えて伝えることが大切です。
間違っても以前の職場では仕事ができなくて辞めましたなんてことは伝えないようにしてください。
面接官が採用したい人物とは
そして、当たり前ではありますが、採用したいのは仕事に前向きで誠実な人です。
ケアマネの仕事はお65歳以上の高齢者とそのご家族を対象としているので、誠実さや真面目に仕事に取り組めるか?ということは非常に大切なポイントなのです。
ですから、採用してほしいからとウソをつくことや、受け答えの態度が悪いなどは論外です。
当たり前のことかもしれませんが、面接官というのは年配の方が多いので、基本的なことをしっかりやるということが大切です。
ケアマネージャーの求人を効率的に探して、納得できる転職活動を
転職に失敗しないためのノウハウだけ頭に入れていても、転職に失敗しないとは限りません。
極論を言うと、結局は良いも悪いも最終的には転職した職場次第なので、転職自体はできたとしても、それが成功したのか?(納得できる職場なのか?)どうかは私の意見だけでは判断はできません。
だからこそ、あなたがどんな働き方・職務内容・条件・待遇を希望していているのか?まずは明確にイメージすることが転職を成功させるためには大切になります。
入職前のイメージと入職後のギャップを少なくするためには「転職先の評判や情報収集」をしっかりして、後から後悔しないようにしておくようにしましょう。
(参考)ケアマネ転職におすすめの介護求人サイト
- ミラクス介護(全国)
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