介護職員として働く人の腰痛問題 | 介護職辞めたい人のお悩み相談室

介護職員として働く人の腰痛問題

腰痛に悩まされて介護職を退職するケースは多く、仕事に支障をきたすくらいの腰に爆弾を抱えながら仕事をしている人も少なくないでしょう。
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腰痛持ちだと同僚の職員にも気を遣ってもらえることも多いのですが、その分迷惑をかけていることも増えてしまい、それが負担になっているケースも少なくありません。

日に日に痛みは増す中で、このまま仕事を続けても大丈夫なのだろうか!?と不安になることもあるでしょうし、腰が痛くて辞めたいと悩んでいる人も多いのです。

でも、生活のことを考えると辞めるわけにもいかないって人もいるでしょうし、それに腰痛くらいで辞めてしまうというのは退職理由としては一社会人としてもどうなんでしょうか?

腰痛が酷く退職したい場合についてまとめました。

腰痛やヘルニアになった時にどうするのがいいのか!?

介護の仕事をしていて、腰を曲げた姿勢になるとどうしても腰に違和感を感じたり、痛みが走るといった時にどのような選択をするのがいいのでしょう?

介護に伴う腰痛というのは大きく分けると種類は3つあり

 

慢性的な腰痛

常に腰に違和感を感じているような人の場合は筋肉疲労による血行不良の可能性や無理な姿勢を続けていたために、末梢神経が傷ついたことによる痛みかもしれません。


突発的な腰痛

いわゆるぎっくり腰ですね。介護中に前かがみになる、物を持ち上げるなどの不意の動作によるものが多いです。その痛みはかなり痛烈でその場で立てなくなることも。


椎間板ヘルニア

ぎっくり腰のような激しい痛みと痺れがくるような感覚になるのが特徴で、こちらの場合はもう自分ではどうしようもないくらいの痛みになるので、対処は難しいでしょう。

こちらの3種類が主な痛みの原因になります。

 

腰痛とヘルニアの違いは知ってる?

少しここで触れておきたいのが、そもそも腰痛とヘルニアの違いに関して知っていますか?

基本的には腰痛というのは腰に負担をかけずに1週間~2週間休めば痛みも治まることも多いのですが、椎間板ヘルニアの場合はそうはいきません。

腰痛は症状なのに対し、椎間板ヘルニアは病名という位置づけです。

手術を伴うことも少なくありませんが、100%手術しないといけないわけではなく、コルセットで固定しながら介護の仕事を続けている人もいますが、最寄りの整形外科で一度しっかり診察してもらうことが必要でしょう。


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どのような症状にせよ、まずは整形外科などへの診察が必要になりますが、腰の痛みというのはどうしても耐えられないようなこともあると思うので、まずは施設長などの上司に相談して休職させてもらうことをおすすめします。

職場が忙しいと嫌な顔をされることもありますが、2週間くらいしっかり休養を取ればだいぶ良くなるケースというのも多いです。

ですが、ヘルニアの場合はそうはいきません。

椎間板ヘルニアというのは簡単に説明すると椎間板がはみ出していることになるので、治療としっかり向き合っていかないと介護士として働くのは難しいでしょう。

医師と相談し、手術なのか?それとも別の方法なのか?まずは適切な治療が必要になります。

ですが、家庭の事情ですぐに辞めることや休職するのが難しい人もいると思うので、そういう人は上司に言って腰に負担の少ない仕事に変えてもらうことがいいでしょう。

介護職を退職して他の仕事に転職される人もいますが、腰痛というのは立ち仕事だろうが、デスクワークだろうがどのような仕事でもつきまとうものなので、転職は慎重に考えましょう。

ベテラン介護士が教える腰痛予防とは

075_care_9腰痛持ちのあなたもそうでない方も介護職として長く働くためには腰痛にならないような対策が必要です。

介護職で腰を悪くしてしまう人年齢に関係なく、若い方でも腰を痛めている人は非常に多いです。

案外ベテランの介護士の方が上手に仕事しているので腰を痛めることが少ないこともあるのです。

腰痛予防のポイントとしてはいくつかありますが、例えば食事介助はちゃんと膝をついて入所者さんと目線を合わせてするとか、何かを持ち上げる時はなるべく自分の真下に持ってくるというしっかりした姿勢で仕事をすることがポイントになります。

つまりしゃがむのがめんどくさいからとかで、横着しないということが大切なのです。

基本的なことですが、こういったことが出来ていない介護士は少なくありませんので、まずは正しい介護技術を身につけること必要です。

物を持つときに負担がかかりそうなものに関しては、必ず誰かに手助けを求めることも大切です。

介護職と腰痛というのは密接に関係しており、それに悩んだ結果辞めることになってしまう人も多いので、適切な治療と休息、そして腰痛にならないように予防することも大切です。

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