まるでぼろ雑巾・・介護職員を使い捨てにする施設の特徴
ケアワーカーの仕事をする中で、お年寄りの笑顔や感謝の言葉に励まされることは多々あり、それこそ、介護の仕事の醍醐味だと言えるでしょう。
利用者の方に良い介護を提供するため、多くの介護職員は日々頑張っていますが、勤務する介護施設の労働環境によってはその気持ちがしぼんでしまうことがあります。
介護職員をまるでぼろ雑巾のように使い捨てるような劣悪な施設も存在するのです。
そのような施設で働くと、介護に対する向上心も奪われ、疲れ果ててしまうので注意が必要です。
夜勤明けの残業や通常勤務が当たり前の所はブラック施設候補
劣悪な労働環境の介護施設の大きな特徴としては「残業が多い施設」という事が挙げられますが、慢性的に人手不足の介護施設が多いので、多少の残業は仕方のない場合もあるでしょう。
なので、残業があるからといって、即ブラック施設だと判断することはできません。
介護職員が連日残業をしなければならない状況に陥った場合に、上層部や施設長がきっちりとフォローしてくれたり、残業が長引いた場合には残業代をしっかりと支給してくれるならば、特に問題はないと思われます。
しかし、人手不足による残業を施設長が軽視して何の対策も考えなかったり、残業代が支払えない場合は大きな問題だと言えるでしょう。
特に職員を使い捨てにする介護施設の特徴として、夜勤明けに残業や通常勤務をさせる、というケースが挙げられます。
夜勤が9時で終了するはずなのに、日勤職員が不足しているからといって夜勤明けでフラフラの職員を日勤帯に駆り出す施設は介護職員のことを大事にしていない施設であると言えますね。
無理な勤務が祟って体調を害しても、自己責任として切り捨てられてしまうかもしれません。
夜勤明けの勤務が恒常化している施設は問題ありだと言えるんじゃないでしょうか。
毎週のように求人誌に出ている介護施設はブラック率が高いかも
劣悪な施設では、人手不足でハードな勤務体制を強いられることもあり、職場の人間関係も悪化してしまう場合が多いです。
職員同士、ちょっとしたミスから大喧嘩に発展したり、新人をいじめて日ごろのストレスを晴らしたり、と雰囲気も悪くなっていることでしょう。
当然離職率も高くなり、更なる人手不足を招く、という悪循環に陥ってしまうのです。
毎週欠かさず求人誌に掲載されている施設は、離職率が高い施設である可能性があるので注意しましょう。
ただし、実は介護職員をかなり厳選しており、応募があっても条件に1つでも満たなければ採用しない、というハードルが高い施設である場合もあるので一概には言えません。
職員を大切にしてくれる施設の特徴とは?
スタッフを働けるだけ働かせて、体を壊したらもう用なし・・というように使い捨てにするような介護施設も多数ある中で、働いている職員の定着率が高い施設というのも存在しています。
このような施設は一体何が違うのでしょうか?
これは間違いなくフォローがあるかどうか?という事に尽きると思います。
そして、仕事に対する対価があるのか?ないのか?も重要になってくるのです。
介護職というのはボランティアで出来るほど楽な仕事ではありません。
つまり、どんなにきつくても、それに見合う対価(給与、ボーナス)がある事、そして職員の体を最優先してもらえるというのが非常に重要になってくるのです。
せっかく介護の仕事をするならば、職員が健康的に前向きに働けるよう、労働環境の整った施設で働きたいものです。